自己紹介

Dr.ニンニンです。

私はエコーを駆使するスポーツ整形外科のドクターです。中学・高校・大学と競技レベルでスポーツを行い、現在もマラソン・ラグビーをプレーする自称アスリートです。

ケガに悩まされた期間が長く、腰椎分離症(ようついぶんりしょう)、腓骨(ひこつ)の疲労骨折、種子骨障害(しゅしこつしょうがい)、大腿四頭筋肉離れなどなどを受傷しました。選手生活の多くはグランドの端っこでリハビリをしながら、他の部員たちの練習を眺めているというものでした。

現在も肘関節のネズミ(ベンチプレスをすると痛くなります)、ハムストリングス肉離れ(長い時間運転しているとお尻が痛くなります)、繰り返す捻挫である足関節不安定症(デコボコした道で走るとすぐ捻挫します)、足底腱膜症(走り過ぎると足の裏が痛くなります)と付き合いながらスポーツを楽しんでいます。

このようなバックグランドがあったので、医師になりスポーツ医学に進んだのは自然でした。

自分自身がラグビーをやってきたので、医師になって研修医を終えると、ラグビーチームにチームドクターとして携わりました。平日は病院やクリニックで働き、週末はチームドクターでスポーツ現場に行くという生活でした。

ラグビー女子日本代表のドクターとして、2017年女子ラグビーワールドカップアイルランド大会へ帯同しました

「スポーツ現場でも病院やクリニックのような医療を選手に提供したい」と思っていた自分は、超音波診断装置(エコー)を使うようになりました。

エコーは、ラグビーのグランドを含めどこへでも持っていくことができて、そこで正確な診断・治療を可能にして、ケガをした選手を安心させることができます。そのようなエコーに自分はどっぷりハマりました。

ワールドカップの試合で負傷した選手を、滞在先のホテルでエコーにて評価してます。

エコーには妊婦さんや新生児にも安心して使える安全性がありますし、CTやMRIのように放射線を浴びたり、長い撮影時間が必要だったりしません。毎日仕事が終わった後に自分で自分にエコーをあてながら勉強しました(今も勉強中です!)。

このブログではよくあるスポーツでのケガについて書いていきます。診察室の限られた時間では十分説明できないことや、遠方で診察ができない患者さんのために「このケガにはこういったアプローチをしたらいいよ!」という思いで書いてます。スポーツのケガで悩んでいる選手や指導者や親御さんに少しでも参考になれば幸いです。