スポーツでの腰痛(腰椎椎間板ヘルニア)

スポーツ選手の腰痛の原因として多いのが、腰椎分離症ならんで多いのがと腰椎椎間板ヘルニアです。

腰椎椎間板ヘルニアというのは、椎間板の中の髄核(ずいかく)という組織が破裂し外に出てしまうことを言います。

体をひねったり、前かがみになったり、息むことで腹圧が上がって、椎間板に圧がかかることによって、椎間板の髄核が外に出てしまいます。

それが近くの神経を圧迫・刺激することで、腰痛や足に広がるような痛みや痺れといった症状となります。

特に太腿の裏側から足の甲や足の裏に響くような痛みとなることが多いです。20~35歳に起こりやすいです。

両足の痛みが失禁(排尿や排便をコントロールできないこと)を伴って出現した場合は、緊急で手術となる可能性があるため救急を受診することが必要です。

足の趾(ゆび)に力が入りづらい、踵上げができないといった症状が出現した場合は、運動を司る神経が圧迫を受けているサインです。救急を受診する必要はありませんが、早めの整形外科受診が必要となります。

診断と治療

治療は正しい診断を元に行いますので、まずは病院を受診し診断をしてもらうことが必要です。

腰椎椎間板ヘルニアは保存療法(手術をしない治療)で約90%が6週間程度で改善すると言われています。

NBA選手のデータでは82%の腰椎椎間板ヘルニアの選手が、6週間でバスケットボールに復帰できたというデータもあります。

成長期ならば終板障害(終板の骨折)という状態が25%の患者さんに伴っている可能性があるため、成長期に椎間板ヘルニアを発症した場合は注意が必要です。

リハビリ

痛みについてはおおよそ2週間程度で改善していくためその時期よりリハビリを進めていきます。

体幹(コア)にある腹横筋、外腹斜筋、内腹斜筋、多裂筋といった筋群をしっかり使えるようになるためにトレーニングしていきます。

ストレッチでは股関節周り柔軟性を獲得していくことはもちろん、さらに腰椎の上位になる胸椎の可動性柔軟性も向上させ、胸腰椎をコントロールして動かせるよう進めていきます。

椎間板に負荷がかかり過ぎる体幹のひねり動作や、前屈動作は痛みがしっかり消失してから徐々に再開していきます。

6週間経過しても症状が改善しない場合は手術を考慮する必要があります。

最後まで読んでい頂いてありがとうございました。