肩がうごかない!

こんにちは。ドクターニンニンです。

五十肩って聞いたことがありますか?

なぜか年齢プラス肩っていうのが病名になっております。一見(聞?)してよくわからない病名です。

正式には凍結肩や癒着性肩関節包炎と呼ばれています。

このように表記されると、肩が動かしづらいことだね!ってわかります。

五十肩・凍結肩ってなに?

教科書を読むと、自然には治るけど、1年程度の時間がかかると書いてあります。

アスリートはもちろんのこと、一般人でもそんなに長いこと肩が痛くて動かせないって辛いですよね。

今日治療した患者さん(女性)は「脇毛が剃れずに辛い。。。」とおっしゃってました。切実です。

超音波を使った新しい治療:サイレントマニプレ―ション

超音波を駆使した注射によって癒着したところを剥がすと高い確率で早く治すことができます。1年間と言われていたのが、3週間で50~60%の人が改善したというデータが学会で提示されてました。

何をするかというと、まず首のところを走る神経(肩と腕にいく神経です)をエコーで描出して、そこに針を近づけ神経の周りに局所麻酔のお薬を入れます。

15分もすれば肩と腕に麻酔がかかって感じなくなるので、感じない間に肩を動かして癒着を剥がします。非観血的授動術とかサイレントマニプレーションといった名称でよばれています。

これまでの治療との比較

従来は全身麻酔をかけて大きな皮膚切開いれて癒着を剥がしてました。

また関節鏡で癒着を剥がす方法もありましたが、やはり全身麻酔をかけたり入院したりと、お金と手間がかかる治療でした。

サイレントマニプレ―ションでは、入院せずにできますのでコストも安いし、何よりも患者さんの負担が少ないです!

肩が動かしづらいけどなかなか治らないという方はぜひこの「サイレントマニプレ―ション」をお試しくださいね。

最後まで読んでいいただいてありがとうございます。