アメリカで働くという選択肢

こんにちは。ドクターニンニンです。

来年の8月から整形外科医フェロー(研修医より上で、指導医より下の立場の見習いのお医者さん)として臨床現場で働けることが決まりました!!

アメリカの整形外科医の報酬

アメリカ医師国家試験に通って、研究ではなく、お医者さんとして働いている日本人の整形外科医は知っている範囲では1人しかいないので、それだけでも価値があることかなと思います。

気になる給料ですが、まだ見習い医師なので給料は年間$60000〜70000(800〜900万)くらいになります(今の研究職と同じくらいです)。

それでも日本の研修医よりは倍以上です。

見習い医師の次のステップである整形外科指導医になれた時の給料を調べると、平均$300000(4200〜4500万)で、やはり日本の整形外科指導医の倍以上(日本で働いてた給料の倍)になります。

ワークライフバランス

しかも給料が高いのに、土日はちゃんと休みだし、夏休みは1ヶ月あるし、年末も12月半ばからは休みです。

今日は金曜日でしたが、金曜日の午後はもう誰も働いてなくて、日本の土曜日みたいな感じです。労働時間は週4.5日、5時以降はほどんど働いてません。

これは医師に限らずアスレチックトレーナーもそうみたいです。

つまり極端にいうと、日本と比較して圧倒的に労働時間が短く、休みが多くて、給料が2倍です。

アメリカで働く選択肢をもとう

だから自分の子供たちにはアメリカで働くという選択肢を持っていて欲しいと思って教育してます。

日本人の勤勉さがあれば、ある程度は必ず成功します。

壁になるのは英語ですが、中学生からやれば絶対できるようになります。

自分が英語を本格的に勉強し始めたのはICUに入学した19歳の時だからです。

高等教育(専門教育)にかかるコスト

給料が高い一つの理由は、医師やトレーナーといった専門的な教育を受けるのに高い授業料が必要だからです。

このような専門的な教育には日本よりもお金がかかリます。

例えばピッツバーグ大学は公立なんですが、州外の学生だと年間の授業料は500万です。

お隣にある私立のカーネギーメロン大学に至っては800万!!です。

4年間の大学だけで2000万かかるし、医者になろうとしたらもう4年必要です。

それだけ教育にお金がかかってたら、給料が高くないとやってられないよね、ってなります。

アメリカで教育を受けるか日本か

大学教育は日本の大学で受けて、仕事はアメリカでっていうのが経済的にはいいのかもしれません。

ただ日本の大学をでて、いきなりアメリカで雇ってもらうのは難しいでしょう。

なのでやはりアメリカで大学教育などの専門的な教育を受けるのがいいんじゃないかと思いますが、そうするならば、頑張ってスカラーシップ(特待生)をとるという形になるかと思います。

自分上司の中国人の娘さんは、高校生からアメリカに来て、英語を勉強しつつ、他の科目も勉強しYale大学に特待生でいったとのことです。

やればできます。

チャレンジあるのみ

アメリカに来れば英語はなんとかなるので、是非アメリカでも働けるよう勇気を出して頑張って!と日本の整形外科の先生たちに言いたいです。

勤勉だしスキルもあるので絶対アメリカでも通用します。

また子供たちにも勇気をだしてチャレンジして欲しいと思います。

自分もアメリカ医師国家試験の最終段階をパスして、まずは整形外科医の見習いになれるよう勉強を頑張ろうと思います。

最後まで読んでいただいてありがとうございます。