楽しませて強くするラグビーのコーチング

こんにちはDr.ニンニンです。本日はまた趣向を変えてラグビーのコーチングについてです。

自分はタグラグビーという小学生向けのコンタクトのないラグビーのコーチをやっています。

千葉県鴨川市の鴨川ブルースカイというチームです。

まだ名前は出せませんが、某元有名ラグビー選手2人にコーチングをしていただくという僥倖を得ました。

まず自分が音頭をとってアップを始めました。
速く走るための体の使い方である1.腕ふり 2.腿上げ 3.足の入れ替えをやって始めました。3人組でリーダーを指名してやってもらうのですが、リーダーを含めてあまり選手がノってきません。
ここでコーチを代わってもらって、有名選手にコーチのバトンを渡しました。

まず「走りながら手を叩いてその数だけグループを作るゲーム」から始まりました。これは読んで字のごとく、手を叩いて子供たちに繰りかえさせて、ある程度の回数になったら(たとえば4)グループを作る(この場合4人グループです)という形なのですが、子供たちが笑顔で走り始めました。

これはやられたなと思っていると、次は2人組になってのタグとり合戦です。片方の手をつないで、もう片方の手でタグをとりあうゲームです。ディフェンスの練習は子供たちの興味をひかないのでなかなか手が回りませんが、これも子供たちは夢中になってやってました。

4人組になってのタグとりゲームの後は、4つのコーナーに子供たちを3-4人ずつで分かれさせて、中央にボールを6つおいて、ボールを3つそろえれば勝ちのゲームです。2回ほどやってから「どうやったらうまくいくか?」を考えさせてからやることによって、子供たちの頭を使わせているのが印象的でした。

いよいよ次はバスの練習です。コツとして強調されていたのは、
パスする人1.フォロースルー 2.パスを離す際に手をグーにすること
パスを受ける人1.ハンズアップし 2. 手の5本指を開いて構えることでした。

次に教えてもらったのは、2対1の抜き方です。
一人目が抜きにいってタグをとられる。二人目が次にボールをもらえれば抜けます。
ただ二人目がスピードを落としてボールをもらってしまったら、この二人目もタグをとられてしまいます。「深く」とか「浅くなっちゃだめだよ」という声かけをするのですが、なかなか直りません。
そこで元ラグビー選手からは「背番号がみえる位置にいなさい」というアドバイスがありました。これによって具体的にどこの位置を走ればよいのか子供たちは理解できたようでした。

次に課題を難しくして2対2をやりました。

今回は2対2で内側にあるスペースをクロスで抜くという課題にしました。一人目がクロスにいくという考えで走ってしまうので、クロスされた相手も敵に捕まってしまうという状態でした。ところが「一人目はしっかり間を抜きにいきなさない」というアドバイスをもらったら、見違えるようにクロスがよくなりました。スピードを上げた状態でのクロスになるのでその分難しくはなりましたが、1年生の子でもできていたのは印象的でした。

最後にゲームをやって終わりました。